「一つだけ、注意しないといけないことがあってね」
 彼女は募集をするとき、最初に失敗をしてしまった経験があると話してきました。
「お金を援助してくれるパパ募集って投稿したら、突然利用停止にさせられた経験があったの」
「なんで?」
「出会い系サイトって、金銭の書き込みがダメみたい。お小遣いとか、お金とか援助って言葉はNGワードになっているらしいんだ。なんでも有名な出会い系サイトの経営者も買取幇助の疑いで逮捕されてしまったらしくて、それから厳しくなったようだよ。私は運営側に話して、何とか利用できるようになったけどね」
金銭的な書き込みはダイレクトにすると、利用できなくなってしまうのは怖いなと思いました。
それではお金くれる方を探せません。
「だからね、将来に不安なシングルマザーなので男性と食事をして癒されたいって感じで投稿をしていくの」
直接金銭的な書き込みをしなければ、アカウント停止処分はくだらないようでした。
詳細を教えてもらえて、私も出会いに乗り出していくことにしました。
私と子供の将来のためにも、副収入は絶対に必要ですから。

 

 ミサキちゃんが使ったJメールとハッピーメールとYYCのアプリをダウンロードしました。
登録を済ませ、掲示板に募集の投稿もしていきました。
時間はかかることも分かっていましたから、長い目でやって行こうと思いました。
きっとエッチしないでお金をもらう関係を作れることを信じて投稿を続けました。

 

 Jメールで反応が出てきました。
48歳で会社経営をしている方だったのです。
「以前やってた娘とのデートみたいに、楽しみたいと思っていてね」
もちろん食事だけ、大人の関係は抜きを強調してくれました。
すぐにLINE交換に発展、通話もしていくことになりました。
「一度の食事で2万円出してもいいと思っている。一度、時間を作ってもらえないだろうか?」
お誘いを受けて待ち合わせすることにしました。